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わたしが結婚式のコンセプトメイクを勧める理由

背景

私はもともとフリーランスのウェディングプロデューサーでした。(事例はこちらから)
会場に所属せず、ホテルやレストラン、レンタルスペースはもちろん、博物館や百貨店、テーマパークや公共施設など様々な場所で結婚式のプロデュースを行ってきました。

フリーランスプロデューサーだった私は、アイテムの持ち込みや演出に制限を設けていませんでした。
「引き出物はこの会社からしか選べません」とか「ドレスはこの提携ショップの中から選んでください」ということは一切なく、
おふたりが希望するものは基本的には受け入れ、採用していました。

コンセプトがないと、アイテムが決まらない。

しかし、こうなると大変。
世の中にあるすべてのものがアイテムの候補になってしまうのです。

引き出物ひとつにしても、基本的には何も制限がないので、「あれも可愛い」「これも素敵」と絞りきれないのです。
演出もしかりで、’なんでもできますスタンス’だと、入場方法ひとつから迷ってしまって決まりません。
おふたりで入場するのか、それぞれ入場するのか、風船の中から飛び出すのか、担がれて出てくるのか、そもそもどこから登場するのか・・・。
ケーキカットだってするのかしないのか、するとしたら何をカットするのか。
カットするものはケーキである必要はないのですから。

なにしろオリジナルで結婚式をつくる場合、「ものを決めていく作業」がとても多いので、
この決断の作業がストレスフルになっていきます。

コンセプトがないと、ちぐはぐな結婚式になる

さらに頑張って決断を繰り返しても、問題が起こることもあります。
クラシカルで上品な招待状をそのときの打ち合わせの気分で決めても、装飾の打ち合わせの頃にはクラシカルな雰囲気よりもラブリーなものが魅力的に見えてきてしまって、ピンクのお花をセレクト。
でも、ギフトは親族の希望やゲストに返るものだからと奮発して格式や伝統重視。

こうなると、結婚式のトータルのイメージはちぐはぐした感じになってしまうのです。
提携業者やショップが限られている式場などでは、提携ブランドも式場のコンセプトや理念に合わせてコントロールできているので、
このちぐはぐ感が目立たないこともありますが、オリジナルウェディングだと制限がない分ちぐはぐした感じが顕著にあらわれてしまいます。

コンセプトがないと、想いが伝わりづらい

上記のように、アイテムがなかなか決まらなかったり、ちぐはぐ感の否めない結婚式になってしまうのももちろんですが、
一番大切な部分である「なぜ結婚式をするのか」の部分が無視されてしまうことも大きな残念ポイントです。
「何を伝えたくて結婚式をするのか」という想いが最も大事なはずなのに、その伝えたい想いがちぐはぐな結婚式だと伝わらないのです。

みんなに落ち着いてお食事を楽しんでもらって、いつもの感じで「普段のありがとう」を伝えたい。
そんな想いがあるのに、派手な装飾が必要でしょうか。

「最高に相性がよくて楽しいパートナーを見つけたから、これから2人でユーモア溢れる面白い家庭を作っていくよ!」という報告がしたい。
そんな想いがあるのに、普通の演出でそれが表現できるでしょうか。

最近ではふたりのロゴやオリジナルのペーパーアイテムをグラフィックデザイナーがつくってくれたり、アートディレクターが装飾をたんとうしたりと、クリエイターが結婚式準備を手伝ってくれたりもします。そんなクリエイターさんも、ふたりの想いが明確になっていないと作品が作れません。「なんでもいいからおしゃれに」というお題が一番大変。

結婚式をつくるプロデューサー、新郎新婦、それぞれのプロたちが’練りに練られたコンセプト’を共有できていたら、
無駄がなく、ふたりが伝えたい想いをゲストにも上手に伝えられるはずなのです。

みんなにとってあったほうがいい!それがコンセプト
新郎新婦にとっては上述のとおりですが、結婚式にコンセプトがないと、プロデューするプランナーやプロデューサーも大変なのです。一度決まったものがひっくり返ったり、必要のない提案も増えます。
ゲストにとっても新郎新婦の想いが伝わってくる結婚式のほうがもちろんよいでしょう。

そんなわけで私はフリーのウェディングプロデューサーをしていた時から、結婚式のコンセプトを決めてからすべての準備をスタートさせる方法でプロデュースを行ってきました。そうしてプロデュースをしてきた結果、やはり結婚式にコンセプトは絶対に必要!!!!という結論にいたり、それを極めようと決め、日々研究を重ねています。

全国の新郎新婦にコンセプトのある結婚式を挙げてもらいたいから。

 

 

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